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節税対策を考える 〜がん保険の改正〜

気になる経営・税務

今日は風はありますが春を感じさせる陽気で何となく心が軽くなる気がしますね。個人の確定申告も今日が期限でわが税理士事務所も

最後の悪あがき?でドタバタしております。

さて、この度これまで日本全国大変多くの法人が節税目的で加入してきた「がん保険」が改正になります。この「がん保険」は掛け金の全額が損金で処理でき、かつ解約時の解約返戻金もほとんど掛け金全額が戻る生命保険だったため決算時に今期の利益を先延ばしして節税したい法人にはもってこいでした。

今回の改正で全額損金処理できなくなり、おそらく1/2損金処理になると予想されます。そうなると、もちろん節税効果は半減してしまいます。しかし、それでも保険は大変有効な経営上のツールです。

「生命保険は、どう使えばいいのでしょうか」というお問い合わせをたびたび受けますが、そうなんですね。保険にはいろいろな種類があるので、使い方が分かりにくいんです。目的といてっも、税金の削減、退職金の財源作り、万が一の保障等々目的はいろいろです。使い方を間違えなければ(=加入する保険を間違えなければ)法人の役にたってくれるのが生命保険です。

 

次にうちの事務所でもコンサルさせていただいている生命保険の主な使い方をご紹介します。

(1)通常、役員が役員給与を受け取ると、所得税、住民税、健康保険料(または国民健康保険)、厚生年金保険料(または国民年金保険料)が当然にひかれます。これが結構高額なんですね。

税金(所得税、住民税)も社会保険料(健康保険、厚生年金)もとにかく払いたくない!という社長は結構いらっしゃいます。そのような時に、生命保険が役に立ちます!

生命保険に加入して、役員給与の金額を抑えて、その一部を保険会社に保険料として支払っていきます。保険料は役員給与と違い、税金も社会保険も一切取られません。そして将来の退職時にその積立てた保険料を解約して、解約金を退職金として受け取るのです。解約金は実質的に掛け金以上に戻りますし、退職金に科せられる税金は大変低額なうえ、社会保険料は全くかかりません。つまり、保険を支払う形で給与を貯金しておいて、後で低い税率でかつ社会保険控除なしで社長が受け取るのです。

40代半ばを過ぎた社長様方は、ゴールがだんだん見えてまいります。長い老後を見据えて、フィニッシュを考えることも重要になってまいります。そんな時には、節税もできて財形にもなる生命保険はうってつけなんです。

 

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